小金沢連峰前衛 要害山 (536m) 2011年1月16日

所要時間 7:43 登山口−−8:06 要害山 8:08−−8:21 登山口

概要
小倉集落終点の神社の登山口から往復。登山口の標識はあるのだがルート分岐には標識皆無で、とにかく高い所に行くルートを進めばいい。山頂は城跡らしい地形でてっぺんには神社あり。展望良し



 聖武連山の次は要害山へ向かう。鶴川を挟んで反対側の位置にあり、ここも山名事典記載の山で地形図に名前は記載されていない。地形図で破線が書かれていないのも同様で、登るとしたら山頂南西の大倉集落か、東側の小倉集落かのどちらかを起点とするのが常識だろう。登り始めの標高の点では大倉が有利だが、車の移動距離を考えると小倉の方が近くて時間もかからないと判断、そちらに向かう。

登山口手前の駐車スペース 登山口と神社参道

 鶴川の下流方向に向かって県道に合流後、今度は上流方向に向かう。鶴川にかかる橋を渡ると左に分岐する道に「要害山」の案内標識を発見、意外にメジャーだったのか。これなら登山道があるだろうと入っていく。小倉集落最後の人家前を通過して右に大きくカーブするとダートに変貌、神社の鳥居が見える石段入口に登山口があった。少し戻ったところに車を置ける場所があったのでそこに車を置いて歩きだす。なお、地形図で大倉集落方面に破線が伸びているが、ここはダートの林道だった。

明瞭な道を進む 道が左右に分かれる個所の標識
右上に分岐する道 左写真個所には赤テープあり

 神社の参道の右側が登山道入口で明瞭な道が続いている。僅かで尾根に乗るが尾根の傾斜が立ちあがると左右に道が分かれ、左を差して「要害山秋葉大権現登山口」との標識が倒れていた。斜面を巻いて進んでいくと再び分岐が登場、まっすぐ行くといかにもこのまま巻いて行きそうで、右に分岐して上に行く道を選ぶ。帰りに気づいたが近くの木に巻かれた赤テープには右上の道方向に「要害山」と書かれていた。

畑の物置? 畑上部を登る

 樹林が切れて明るい斜面を登ると物置のような建物を向けて再び植林に入って尾根に乗る。標識類は無いが標高が上がっているので山頂に近付いているのは間違いない。いざとなったら道を離れて上を目指せばいい。周囲は籔は皆無なのでどこでも適当に歩ける。

この先で自然林に変わる 明るい落葉樹林を登る
山頂の平坦部に到着 要害山山頂の祠
要害山山頂の文字が消えた標識 要害山山頂から見た富士山
要害山山頂から見た富士山〜丹沢(クリックで拡大)

 植林から明るい落葉樹林に変わってジグザグを切って登っていく。やがて平坦地に到着、いかにも城跡と言った雰囲気の地形で、目の前には本丸があったっと思われる一段高くなった場所があった。道を辿って最高点に登るとここも開けた平坦地であった。真ん中より東寄りに杉木立の祠があり、ここが要害山山頂だった。間違いなく昔の山城跡だろう。一帯は桜が植林されて公園として整備されていて、深い樹林ではないので展望が良い。富士山は真っ白、標高が低いので南ア方面は扇山や三ッ峠山に邪魔されて見ることはできない。

 下山も往路を辿った。最後は小ピークにある神社に立ち寄ってみた。今でも小倉集落の住民が参拝するようで、小さな境内はきれいに掃き清められていた。

 

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